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すべてのジャンルはマニアが潰す
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将棋は見ているだけだと簡単そうな遊びに思える。
しかし、いざ自分で指してみると、これが難しいのだ。
1つの局面で指せる手は100通り。はじめは何を動かせば良いのかサッパリわからないのだ。

超初心者になら、僕にでも基本的な動かし方なら教えられる。
会社の若い子に講義する。

「端歩は、なぜ突き返すのですか?」
ーわかりやすくプロレスでいえば、ロープに振られたから走る。条件反射。

「走らなかった場合はどうなるんですか?」
ー貴様、UWFか!ってなる。

「居玉はダメですか?」
ー桂馬の16文キックでポーだ。
囲っておけば一発じゃ沈まない。

「奇襲と急戦、そして持久戦はどう違うんですか?」
ー奇襲は試合前の花束贈呈のシーンがあるでしょ。そこで襲いかかる。
急戦はゴングと同時にドロップキックだ。

持久戦は、慎重に手を合わせながらの、力比べ→寝技の応酬→離れる→拍手喝采だ。
だから初心者こそ、じっくり持久戦が良いと思う。

「居飛車と振り飛車、どこが違うんですか?」
ー新日本プロレスと全日本プロレスのようなもの。

「なぜ例えがプロレスなんですか?」
ー楽しいし、将棋も受け身がとれないと試合にならないのだ。


初心者には上手に負けてあげて、楽しさを知ってもらうのが最善手。
こんな感じで教えながら指してたら、もう余裕がなくなってきた。若さという勢いにアタフタ。
30代のスポーツ選手の気持ちがわかった気がする。
by davi03_04 | 2015-07-05 11:14 | 将棋 | Trackback | Comments(0)


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