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2017 LOGIカップ 参戦記(3)耐久レース編
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「もちろん勝ち負けにはこだわりますが、大切なのは過程です。
結果だけならジャンケンで決めればいいのです」

羽生先生がおっしゃるようにモータースポーツでも過程が大切です。
F1マニアに決勝の結果を先に教えるとシベリアの永久凍土に埋めらるし、
ハコヲタにGTの結果を先に教えれば46cm砲で吹っ飛ばされる。

マニア達にとっては、どのジャンルも過程で楽しむものなのだ。
結果は、おまけである。

しかし、それが仕事になると数字と結果がすべてになる。
職場は北斗の拳に出てくるような、荒野に建ち並ぶ廃墟のビル群である。
そんな世界でも生き抜ける希望と妄想が欲しい。

だからこそ結果に疲れた現代人は過程を楽しむ心のオアシスを見つけ、
週末になるとモヒカン頭でヒャッハーと妄想するのである。
リフレッシュとは言葉のニュアンスほど安易なことではない。
妄想するにもA級八段の実力が求められるのである。

【耐久レース編】
ラッキー兄さんの奮闘により4番グリッドからのスタート。
くそっ。上位からはスタートじゃないか。
昨年の最下位とい結果に95%ほど貢献している僕が4回乗るのだ。
まっさか さーまーに 落ちてdesire

「ちっ ちっ ちっ」来るか舌打ち3連発。
いや、それで済まずに鈴鹿1000kmでの星野監督のように途中で家に帰るかもしれない。
妄想チームは走る前から設定も決めなければならないので、考えることが多いのである。

スタートからトップ争いをする兄さん。3位でバトンを受ける。
単独走行が続くも、誰にも抜かれなかった。まさかのポジションキープで交代。
これは3位は狙える。表彰台は何年振りだろう。そこで兄さんから無線が入る。

「ノーパワー 、 ノーパワー・・・」

コース脇でマシンを止め立ち尽くす。
「天は我らを見放した」八甲田山なら、そう叫ぶシーンである。
これもレースだ。仕方ない。

わりきってピットから再スタート。
すると、またもや本山選手、安田選手、と一緒に走れた。
良いことと悪いことが折り重なっいくのが人生。悪い時はじっと耐える。
そうすれば、このような幸運に出会うこともある。

トラブルもあり周回遅れでレースを終える。
結果は残念だったけど、ブービー賞の豪華副賞を頂きました。
そして本山選手が選ぶ本山賞にも選んで頂き光栄でありました。

あらためてレースの楽しさを思い出した1日でした。
ありがとうございました。

(完)


by davi03_04 | 2017-03-06 21:15 | カート | Trackback | Comments(0)


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